3歳までは、母親のもとで育てたほうがいい
「3歳までは、母親のもとで育てたほうがいい。」
たしかにそれは理想かも知れませんが、共働きの家庭など、実態はそうもいきませんよね。私自信は、3歳未満を保育所や幼稚園に預けることがイケないこととは全く思いません。
むしろ、こういう言葉掛けを母親にすることがハラスメントだと思います。
たしかに、3歳までは人間の土台をつくる大事な時期です。この時期に大切なのは、「自分は愛されている」と実感できること。これを実感することで、母親はもちろん、他者とそして自分への信頼を獲得していくのです。
こどもが、「愛されている」との実感を得るために、本当に母親がいっしょに居たほうが良いのでしょうか。
3歳まで、母親とずっと一緒はよくない
子供が愛情を感じるためには、時間の長さよりも、その質だと思います。
いっしょに母と子が一緒にいる時間がながければ愛情を感じるかというと必ずしもそうではアリません。
育児の疲れから、ついついイライラして子供にあたってしまったり、教育と思ってキツイあたったりと、一緒にいる時間が長いほど、気持ちのゆとりがなくなり、このような傾向になりがちです。
この状態では子供は「愛されている」とは逆の感情を抱いてしまうのではないでしょうか。
「自分は歓迎されていない。」
「自分は大切な存在ではないのだ。」
「自分は存在しないほうがいいのだ」
これは自分に対する不信感です。
そして他者に対しては
「他者は自分を攻撃してくる。」
「自分を取り巻く世界は恐ろしいところだ。」
「決して心を許してはいけない。」
こう思うようになるのです。
「自分は愛されている。」
「自分は大切な存在なんだ。」
そして、
「他者は信頼できる。」
「自分を取り巻く世界は信頼できる。」
「自分は安心していいんだ」
という信頼感を獲得するためには、
子供の前ではイライラしない。気持ちにゆとりを持てる程度に子供と一緒にいる。
これも一つの方法です。実際に専門家も、
「3歳までは、母親のもとで育てたほうがいい。」
という神話に否定的なんですよ。
子供も前でイライラしないために
子供は本当に手がかかります。それをすべて一人でやっていてはストレスもたまりますよね。実感としては、量的にはまだ耐えられるかもしれません。ですが、タイミングが、、、、
・着替えた直後に何かをこぼす。
・寝てるスキに家事を片付けようと思ったとたんに起きてしまう。
・出かけようとした日に熱を出す。
自分で思った通りに動けない。コレが本当にストレスでした。
そして、その苦しみを周囲の人は分かってくれない。。
イライラしないためには、自分の苦しみ、つらさを誰かに理解してもらう。
まず、コレですね。
そういう意味ではママ友って大事
そして、
子供に対する責任を一人で背負い込まない。
周囲に助けてもらわないと、知らず知らずに責任を一人で背負い込んでしまいます。
・子供の成長が遅いのは自分のせい
・子供の怪我や病気も自分のせい
・子供に優しく接しれない自分は母親失格
イライラで子供も自分も責めて、ストレスを増幅される悪循環です。
どうか、
「3歳までは、母親のもとで育てたほうがいい」
などという勝手な言葉に惑わされず、「子供が愛情を実感できる環境づくり」を最優先して、そのためにどうすればいいかを考えていただければと思います。